長靴を履いた猫

遠い昔、3人の息子がいる、ある粉引きの男がいました。彼は死の間際に、3人の息子に彼の財産を分けることを伝えました。長男は粉挽き機（ミル）、真ん中は1匹のロバ、そして一番幼い息子ジョニーは猫を受け取りました。 ジョニーは、猫一匹だけではこれからこの世界を生きて行けない、自分は何てついていないんだ、と不満を漏らしました。兄さんたちは何てラッキーなんだ！長男はミルをもらって、多分将来は工場を持つんだろうな、そうすればいつも食卓にはおいしいパンが並ぶんだろうな！次男は、彼のロバで長男の工場で使う小麦や小麦粉を運ぶのを手伝って、お兄ちゃんと良い人生を送るんだろうな！でも僕を見てよ、猫一匹で何が出来るって言うの?....